本当の自分はどんな人間なんだろう。
隣にいる人はどんな価値観で動いているんだろう。
最高の人生とはどんなものなのだろう。出典:「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講座」ブライアン・R・リトル 著 児島修 訳(大和書房)
『自分がやりたいことってなんだろう?』
『自分ってどんな人間なんだろう?』
と迷うことありませんか?
この悩みは2~30代の方に多いのではないかと感じます。
そんな悩みを抱えている方にはぜひお手に取ってほしい一冊だと思い紹介させていただきます。
・自分探しをしている人
・自分を変えたいと思っている人
1. 著者・出版社・分類
- 著者:Brian R. Little
- 出版社:大和書房
- 分類:自己啓発・セルフヘルプ
こちらの本はパーソナリティ心理学の最新の知見をまとめたものとなっています。
他者との関りを通して自分を深く知っていく、自分を深く知ることで周囲のことを違う視点で見ることができ、本当の自分を知っていく。
それにより自分の能力を活かせるようになっていく。
他者を知り、自分を知るための本となっています。
2. この本を紹介する理由
それではここからは、なぜこの本が気になり手に取ったのかについてをお話ししていきます。
2-1. なぜこの本を読んだか?
まず私自身、もともと心理学には非常に強い関心がありました。
現在は諸事情で退学しましたが、通信制の大学で心理学の授業を履修するほど関心があります。
それと同時に自分らしさにも関心があります。
『自分は何者なんだろうか?』
という問いをよくしていた時期があります。
自分を知るために、エゴグラムやWAIS-IV、エムグラム、ストレングスファインダー、ビッグファイブ診断などさまざまな自己分析の手法を行っていました。
そんななかタイトルが気になり手に取ったこの本は新しい自分を発見できる視点を与えてくれたような気がします。
3. 著者の紹介
著者のブライアン・R・リトル氏はパーソナリティやモチベーションに関する分野で世界的に有名な研究者であり、2020年には人生に関する優れた研究に対し、パーソナリティ研究協会からHenry A. Murray賞を受賞をしています。
人間の欲求に基づいた動機付け理論を研究した。
人間の欲求を13種類の一次的欲求(臓器発生的欲求)と27種類の二次的欲求(心理発生的欲求)に分類した。
このマレーの欲求リストは現在でも高く評価されている。
ブライアン・R・リトルはパーソナリティの一貫性を見る方法として、「個人プロジェクト分析」を開発しました。
ケンブリッジ大学の心理学部をはじめ、カールトン大学、マギル大学、オックスフォード大学、ハーバード大学などで教鞭をとる。
TEDなどでも公演していたので、気になる方はぜひこちらから!
4. 本の構成
続いて、本の構成についてお話します。本は全部で10章で構成されています。
章 | 各章での内容 | |||
---|---|---|---|---|
第1章 | 他人の理解の仕方について知る | |||
第2章 | 自分の性格について知る | |||
第3章 | 自分の性格の変え方 | |||
第4章 | 自分の信念に従うか、場の空気に従うか | |||
第5章 | 自分の人生の生き方について | |||
第6章 | 性格が影響を及ぼすもの | |||
第7章 | クリエイティビティについて | |||
第8章 | 生活の質について | |||
第9章 | パーソナル・プロジェクトについて | |||
第10章 | 自分自身を変えるために |
本を読み進めていくにつれ、自己認識するためにいくつかのテストも用意されていますので、気になる方はぜひご購入してみてテストをお試しください。
書籍の購入はコチラからどうぞ
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用意されているテストは、
第2章「ビッグファイブ・テスト」
第4章「セルフモニタリング・テスト」
第5章「自己解決型か他者依存型か」
第6章「ライフイベント」
これらのテストを通して、テスト結果の解説などもありますので非常に参考になると思います!
(きちんと心理学を研究されている方のテスト実践と解説なので信頼性はかなり高いものだと思います!)
5. オススメする理由
私自身、『自分らしさ』というものを考えることが多いのですが、やはり考えれば考えるほど迷子になっていくテーマだと感じています。
自分というものを知るためにネットに転がっているテストを実践しても掲載しているサイトごとで結果が違ったり、「本当にそうか?」と感じることがありました。
ネットにある自己分析系のテストはやはり信頼性が低いものが多いです。
かといって、精神科などで臨床心理士が行ってくれる心理テストは信ぴょう性は高くなりますが、時間が取られてしまう。
あと、世間にテストがありすぎて何をしてみたらいいのか分からないという方にオススメしたい一冊だと感じました。